2014年の入試もすべて終了しましたので結果をまとめてみました。
大手塾や各学校での合格発表では見えないスライド合格や、
志願者に対する受験者数を出してみました。
さて見てみます。
全体で最も倍率が高かったのは、開智と春日部共栄が同率で
1.75倍でした。
また、最も受験率が高かったのは栄東の86.17%です。
とにかくこの学校に合格したい、またはより高いクラスへ合格したい
といった生徒が多く集まったことが想定されます。
受験を辞退している状況です。
ただ、春日部共栄と城北埼玉は、1回目の試験はそれぞれ93%の
受験率であるため、合格を勝ち取った生徒が2回目以降を受けなかった
ことが想定されます。
星野は1回目の受験率も80%台となっており、同時出願で
他校へ流れた可能性が考えられます。
続いて、埼玉2強の開智と栄東を見てみます。
まずは開智から。
出願者数が昨年に比べ減少しましたが合格者数は
それほど変わっておらず、全体の倍率は低下しました。
(1.82倍→1.75倍)。そのため今年は合格のチャンスが
広がったと思われます。逆の言い方をすると難易度の低下が想定されます。
続いて栄東。
A日程では5000人を超える受験者となるなど、受験者数が増加しました。
合格者もそれなりに出していますが、昨年と比べると難化しました。
(1.57倍→1.65倍)。
また合格者の割合でみると、難関大(1835名)よりも東大選抜(3916名)
のほうが多く出しています。倍率も東大選抜は軒並み2倍超えのため、
入学者の偏差値が上昇しそうです。